マイナンバー制度について その3
先般、マイナンバー制度が始まるにあたって、準備する事項を一部述べました。まず、会社としてのマイナンバー管理に関するポリシー・原則を決める。
マイナンバーの取扱いをする人を限定し、その方がマイナンバーを管理し、漏洩をしないように注意して管理する事。また、物理的にマイナンバーを漏洩させない体制を作ることなどでした。
さて、このマイナンバー制度については、大企業から中小零細企業まで一斉に開始されることになっています。大企業ではそれなりの対策をとれると思いますが、中小零細企業はかなりの時間と負担が掛かると思います。
前回、PCなどでマイナンバーの管理を行なうと書きましたが、中小零細企業では、従業員数もそんなに多くないのではないかと思います。そんな場合は、紙ベースで処理する事になると思います。従業員それぞれを個人別(被扶養者がいる場合は世帯別)にファイルで管理し、保管するのです。勿論、それ以前に本人確認を行なう必要があります(現在、雇用しており個人が確認できている場合は省略)。このファイルは、鍵の掛かる金庫あるいはロッカーに保存、従業員の入社時に、カードを作成、退社時に不要になった場合は、削除するという方法をとることをお勧めします。
次回は、従業員個人個人がどうマイナンバーに対応すれば良いか、書きたいと思います。