経営コラム2:起業は簡単だが継続は難しい
その2
前回、起業は比較的簡単であると書きましたが、もう少し掘り下げてみましょう。実際のところ、脱サラ、起業は簡単です。なぜなら、今日から起業しましたと宣言すれば良いのですから。ただ、実態は別としてですが・・・(笑)。
さて、起業についてですが、起業と宣言したところで、すでに事業の計画、青写真は漠然としてでも出来ていることと思います。それを如何に現実化してゆくか。
前回の登校でも述べていますが、ますは事業計画を作成することが肝要です。起業を思い立ったときは、いわゆる熱病にかかったような?状態に陥ることがままあります。自画自賛、すばらしいアイディアだと思うんですね。自分のアイディアで大成功する事を夢想する・・・そういう状態になることがあります。
そのような場合、一歩冷静になって、事業を文書化、数値化してみてください。なかなかサラリーマンをしていた方には、少しハードルが高い間も知れないですが、あらゆる経費、売上げ目標、借入金があればその返済額、資金繰り全般をシュミレーションしてみます。冷静に数値化することで、その事業の実現性、継続性が見えてくるものです。
その次に行なうのは、その事業計画を近親者、友人などに見せて、批評してもらうことです。自分で冷静に数値化しても、見通しが甘かったり、違う角度から事業計画の穴を見てもらい、指摘してもらうのです。自分では気がつかなかった視点、観点からの評価が聞けると思います。
もし、そのような相談する人かいない場合、専門家に相談してみてはいかがでしょう。